博多の中心部、「天神」で電車を降り、夕食の場所、屋台『まみちゃん』へ。
一昨年のHTBオフ会の時にも昨年にも屋台の話が出ていたのですが、今回実現しました。

博多の屋台はほとんど知りませんでしたので屋台の場所や紹介をしているHP(http://www.yatai.ne.jp/)で探したのですが、その中に一つだけHPを持っている屋台がありました。
それが『まみちゃん』 http://members.jcom.home.ne.jp/0502/ です。
ちゃんとメニューも書かれてありましたし、来店したお客さんの写真を載せてあったり、掲示板もあるHPで、ここなら安心そうだなと思い、決めました。

開店はPM7:00ということでしたが、行く前に問い合わせてみました。すると7時を過ぎると入れないこともあるから7時前に来られた方がいいですよ、との事。7時ちょっと前に行った時には、すでに2人の男性のお客さんがいました。

私達は調理台を囲むように“コ”の字型にある長イスの左側、ちょうど調理しているのが見えるところに座らせてもらいました。


写真はご主人と奥さんです。 HPに写真を載せさせていただいていいですか?とお聞きしたら快く「どうぞ!」とお返事をいただきましたので、載せさせていただきました。
もう20歳近い子供さんがいらっしゃるそうで、ご主人は昔、船に乗って船員さんたちの食事を作っていらっしゃったそうです。

まず、飲み物はぱと様がレモン酎ハイ、きーまま様と私が麦焼酎のロック、食べ物は手羽先は付け出しで出してくれるということでしたので、シーチキン玉子やおでんなどを注文しました。

ぱと様、きーまま様といろいろ話したりしながら食べていると、私が座っていたすぐ横の御主人達が出入りするところからスーツ姿の男性が入ってきました。「なに!?」と思ったら、ビールの栓を抜いてグラスに注ぎ、丸イスを持ってきて私の横に座って飲み始めたんです。
常連さんでしたが、他のお客さんがおでんが欲しいというと、サッと立ち上がってお皿に入れて渡したりと、手際もよく、手伝いに慣れていらっしゃいました(笑)
話してみると北九州のデパートで働いていらっしゃったそうです。北九州・小倉にも屋台がありますが、お酒は置いていないんです。その代わりにおでんと一緒におはぎやおにぎり、いなり寿司などが置いてあります。
ですから家族連れもよく目にします。私はラーメンの屋台しか行った事がありませんが、お酒がないなんて信じられませんよね〜と話が盛り上がりました(笑)。

最初は御主人が1人でされていらっしゃいましたが、そうしているうちに屋台の名前にもなっている奥さんの「まみちゃん」が来られました。小柄な方でしたが、何をするにも手際のよい、楽しくてあっさりした方でした。

私と同い年ということが途中でわかり、握手したりして(笑)。
「子供さんは?」と聞かれて「結婚してないんです」と言うと、「あら!どんな人が好み?」「お酒が飲める人がいいです」「あ、いい人がいる!」と言って私の横に座っていた常連さんと「○○くん、いいよね〜」といつの間にか話が進んで…(笑)。その後もその話が出たのですが、そのたびになぜかぱと様が爆笑されてました(笑)。

奥さんから「豚足、食べた?」と聞かれたので「まだ食べてないです」と言ったら、「ぜひ、食べてみて!おいしいよ〜」と言われ、注文してみました。
「まみちゃん」の豚足は「表面に毛が残っていると食べられない人もいるから」ということで表面をあぶります。そして大きい骨などを取り除き、食べやすい大きさに切ってくれ、それをポン酢と柚子ごしょうでいただきます。
あっさりしていて、とっても美味しかったですよ!豚足を食べたことがないとおっしゃっていらっしゃった、ぱと様ときーまま様も「美味しい、美味しい」と食べていらっしゃいました。

もう一つ美味しかったのが「チャイニーズナポリ」。屋台ののれんに書かれてあって「、あれって何?」ということになり聞いてみました。この屋台の名物料理のひとつだそうです。奥さんはもちろん、常連の方もオススメということで早速注文しました。
炒めた野菜(キャベツ・ピーマンなど何でもいいそうです)に湯通ししたうどんを入れ、炒めながら混ぜます。その中にケチャップとカレー粉を少し入れて更に炒めるのです。
これも美味しかったです〜。

そのチャイニーズナポリのいい香りに誘われ屋台をのぞいていたところを、奥さんに声をかけてもらったという50歳代くらいの女性の方が1人で入ってこられました。
博多で1人暮らしをする娘さん(大学院に入るとおっしゃっていらっしゃったと思います)の準備に長崎から来られたということでした。上品であっさり、しっかりした感じの方でしたが、ビールを飲みながら楽しんでいらっしゃいました。私達もいろいろお話させていただいたのですが、私達3人にそれぞれ飲み物をご馳走して下さったり、ご自分が注文されたチャーハンを分けて下さいました。

3時間ほどいたでしょうか。その間にもいろいろな方が屋台に来られました。韓国の方もいらっしゃいましたし(外国の方も多く来られるのだそうです)、中には「まみちゃん」で知り合って10月に結婚するというカップルも。まだ20歳代のようでしたが、なんだかかわいくて初々しい感じのする2人でした。
常連さんも何人かいらっしゃいましたが、皆さん食べ物を注文したあとは自分で飲み物を用意して飲みながらおでんに水を足したり、飲み物を出したりとほんとに手際よく手伝っていらっしゃって。
その中の1人の方が教えて下さったのですが、同じ屋台でも歓楽街で有名な中洲の屋台は金額が高いそうです。観光客が多いですから、少々金額が高くてもお客さんが入るのだとか。「中洲の方には行かん(行かない)方がいいよ。その点、まみちゃんは安心できるし、いいよ〜」とお話して下さいました。

「まみちゃん」のご主人と奥さんの息もピッタリ!お二人とも無駄な動きがないというか…。
何か炒め物をしている途中に奥さんがちょっと抜けると、ご主人がサッとその続きをしたり。見ていて感心しました。

奥さんやお客さんたちと話しているうちに、あっという間に時間が経ちました。
お酒を飲みながら手作りギョウザなど(ロールキャベツのおでんもありました)美味しいものを食べて、いろいろ話をして…、とっても楽しかったです。

屋台に座っている時と、帰る時に奥さんが私達の写真を撮って下さったのですが、その写真は1週間ほどの間でしょうか、「まみちゃん」のHPに載っていました。
3人の超アップの写真もありました(笑)。ずっと残るのかなと思っていたのですが、一定期間でその後日に来た人たちの写真と入れ替わるようで、今は見られなくなっています。